オーストリアに恋して。

日本でサラリーマンを経た後オーストリアで大学院生に。オーストリア留学情報・蛇足なことも含め発信するブログ。

「腹が立つ」だけでは済まされないアパート問題(前回続き)

こんにちは、BABSIです。

先日、MA50の結果についてブログを書いたばかりですが、もう一つ大事なことを書き忘れていました。これは本当に、大家に対して一番腹立たしいことです。

Tとシェア生活していたアパートから既に私は退去しているんですが、Tは引き続き住んでいます。私が引っ越して間もなく、Winer Netze(https://www.wienernetze.at/)からTのもとに手紙がきたそうで、内容は、我が家にあるガス器具(オーブン、コンロなど)の登録がいまだ済んでない、とのことでした。

これが何のことかTはわからなかったのでWiener Netzeに電話してきいてみると、全てのガス器具はWiener Netzeに届け出しなければならないとのことでした。その趣旨を私はいまいち理解しきれてないのですが、おそらく安全上の管理にかかわってくるのでしょう。そして、なんと私たちのアパートの器具はこれまでの過去数年間、未管理の状態だったそうです。うちのキッチンは、私たちが購入してたてつけたものではなく、例の「家具の使用料」のひとつに大家が料金を含めて我々に貸している、といった形になっていますから、彼が管理しなければなりません。

確かにこの家のコンロは、入居した時に4つあるうちの半分しか火がつかず、そのことを大家に言うと、彼は当時、焼き鳥なんかに使うような竹串を持参して、自分でなおしはじめてました笑。結果火はついてその後も使っていたのですが、集合住宅なので万が一事故があったら我が家だけの問題では片付きません。彼は、私たちの命まで償ってくれるのかしら?

あまりに詐欺っぽいことが多く、一番最初にわたしが経験したアパートトラブルよりひどいと思います。大家のモラルの無さが。

 

実は以前このアパートに住んでいる時、家のドアの鍵が開かなくなってしまって、鍵の業者をよんでえらいお金をたくさん支払ったことがありました。その時も、業者から、そもそも家のドアが古いのが問題だ、とコメントされていまして、そのことも大家に話しましたが、結局費用は負担してもらえませんでした。一応、この件に詳しい方にも助言をいただいたりしましたが、壁やドア、そして窓はその責任が大家にかかってくるそうです、通常。大家は、私が責任をもつべきだと言いましたが、住居系に詳しい私の知り合いにそのことを話したところ「その大家の言い分だと、じゃあ鍵なども賃借人が勝手に新しいものに変えてもOKってことになっちゃいますよね」と。

一応、Haushaltsversicherungにも入っておりましたが、家の鍵についてはすべての種類の保険がカバーしているわけではないそうです。私は実はこの鍵の費用の一件で、大家のことをその後無視するようになったのですが(同じ建物内に住んでいるのでたまに中庭などですれ違うことがありました)、その後賃貸料の件や家具の使用料について調査してもらい、まさかここまで状況がひどいとは思わなかったので、びっくりです。

先日のMA50での会合においてもTは「入居して1年もたたずに、こんなにすぐに色々なものが簡単に壊れるなんて普通じゃないです」と主張してくれましたが、まじでその通りです。まあ、1年たたずとも、入居時に既に壊れているものも多かったんですが。

 

いや~。

私は、ブログのタイトルを「オーストリアに恋して」と命名していますが、いまの私の心情から申し上げますと、日本にいる若者や、オーストリアに興味がある方には、正直、ウィーンへの移住はおすすめできません。オーストリアのローカルな人々だけではなく、居住歴が長い日本人も私たちの足元を見ている場合があるからです。

それでも、仕事や学業などにおいて、トラブルにも打ち勝つような強い信念があるなら乗り越えられるかもしれませんが、自分がアジア人として、こんなにもなめられているとは、恥ずかしながら私はこれまで自覚がなかったのかもしれません。一方で、私とTが依頼している優秀な弁護士さんやMA50のような組織の存在に助けられたのは本当にラッキーでした。でも、これは多少なり私もこの社会について少しわかることが増え、語学力もいくらか伴ってきたから言えることであって、そしてこの学歴社会オーストリアで、私がウィーン大にて大学院をやっているという、非常にくだらない理由も若干影響しているのであって、そうじゃなければ私は誰にも相手にしてもらえなかったと思います。最低です、この誇張されすぎた学歴好きな社会。過去の栄光にずっとすがっているような感じで、ほんとムカつきます。(とくにこの大家の弁護士がそうです、ドクターの学位があるので仲裁所でもドクターと呼ばれていましたが、タイトルが立派なだけで発言はガキ以下でした。)

特に、日本での生活は仕事でも学校でも、規律の中で要求されるものが高いので、日本と比較するとこの国のいろんなことが、私にはどうしても「だらしない」印象に映ってしまいます。

ただ、ここで学業がやれたことは、私にはやっぱり人生の財産なんです。どんなに騙されても、お金もぶんどられて貧乏になっても(ちなみに、この一件でまだ敷金が返ってきてませんから、今も超が付く貧乏です)。留学前、みんなに「音楽の都だよ」と言われてきたウィーンで、初めて街を見たときの私の第一印象がそれをくつがえしてくれたその瞬間を私は忘れない。そのときの感情は学業をやるモチベーションにつながっているし。

だから、留学するには多少なりとも金銭および安全面でのバックアップが非常に大事なんですね。私はお金の工面も大変で、当初はパートナーとも知り合ってなかったので、すごく苦労しました。だから6回も引っ越したんです。

まあなんだかんだいって、ブログのタイトルはこのままにしておきましょう笑。まとまりなくて、すいません。