オーストリアに恋して。

日本で会社員を経てオーストリア・ウィーンの大学院生に。将来日本を元気にしたいと思い本気で勉強しています。

海外で外国人とルームシェア(WG)でのメリット・デメリットは何か

こんにちはBABSIです。

先週大学に行ってやっとAusweis(学生証)をゲットしました。

実際、これまでの半年間、「あなたは今ウィーンで何をやっているのか(身分を尋ねる意味で)」ときかれた時には”Arbeitlos”(無職)と答えていました。が、同居人に「あなたは学生よ、学生っていったほうがいいわ」と言われて、それからは学生だというようにしてました。オーストリアは、大学の学位、たとえばマスターとかドクターとかっていうタイトルに対してプライドをもっている人が多い社会なので、無職っていうのはあまり聞こえが良くないみたい。まあ私はそんなにプライド高くないですけど。

さて、私のここでの生活は、最初の半年間は語学学校に行ってドイツ語学習に専念しているだけでした。実はオーストリアは、”語学学校に通う(=語学を学ぶ)”という理由では半年以上の滞在許可はもらえません。なぜなら語学学校は、大学や専門学校などと同様の学生とは見なされないから。オーストリアに長期で滞在したいなら、仕事を見つける、大学・専門学校に入るなどの目的がないといけません。 

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と、話がそれましたが、そんなこんなで、大学院に入ってからの住居はどうしよう、とふと最近考えていたところでした。別にすぐに引っ越さなければいけないわけではありませんが、私は現在、オーストリア人の友人宅の一室を間借りさせてもらっている状態で、彼女の旦那さんと赤ちゃんと一緒に住んでいます。結局、私も学校だったり用事だったりで家にいないことも多いのは事実なんですけど、やっぱり、家に小さな子供がいるというのは、ファミリーだけでの時間もあったほうがいいですし、そう思うと何となく気を使ってしまうものです。でもとても優しい素敵な一家で、気持ちよく住まわせてもらってますし、何よりとても楽しい。いつもこの夫婦にはとっても感謝してます。もしも私がこの先、違う住居に引っ越すとなったとしても、間違いなくルームシェア/ WG(ドイツ語のWohngemeinschaft)を選ぶでしょう。本人の好き・嫌い、またデメリットもメリットも双方ありますが、私は自分の性格にもWGが合っていると思っています。

ので!今日の記事では、WGをする上で気をつけたいことも踏まえつつ、WGのメリット・デメリットについて、実際に私がウィーンで暮らした中で実感したことをまとめていきますね。

 

 

WGのメリット①一人暮らしよりも格段に家賃が安い

 なんといっても、これに尽きると思います。日本では誰かと家を共有するって、海外ほど一般的ではないですけど、欧米での住居は、何部屋もかまえて広く大きいので、それを若者が何人かでシェアするというのはごくごく一般的。

私も今の住居は、最初友達と口約束で始まったところでここに至るので、ユーロを円で換算すると、実は月々2万円しないくらい。それにインターネット、光熱費も全部コミコミです。自分だけの部屋があるのでプライベートももちろんありますから、金銭的に助かっているだけでなく住み心地もとてもいいです。語学学校の時の友達でもWGしているという人はたくさんいましたけど、彼らの家の値段もだいたい3万~5万円くらい。5万はWGにしては結構いい値段するほうですね。

また、私は友達の繋がりがあって住居をみつけましたけど、インターネットや仲介業者でWGを探して住む場合でも、WGなら家具などがそのままついている、というケースがほとんど。WGで一からすべて買いこまなきゃいけない、というのは稀でしょう。一人暮らしの場合でも家具付きの家ももちろんありますけど、総体的にみて確実に高くなるのは一人暮らしですね。それに、「どれくらいの期間留学するのかわからない」という人にとっては、家具をすべて買い込むというのはもったいないです。そういった視点でもやっぱりWGはおすすめ。

 

WGのメリット②語学上達にはもってこいの環境

 これは、日本人とかあとはドイツ語のできない外国人とか、日本語ができる外国人なんかと住んでしまった場合は当てはまらないんですが、現地人と住むっていうのは語学上達にはほんとに一番いいと実感しました。

語学学校での勉強ももちろん大事、というか一番大事で、ないがしろにしちゃいけないんですけど、家にいるときも日々の会話から学べることはたくさんあるんです。やっぱり学校ではつかわない普段の言い回しとか、あとは、語学学校での先生が話すドイツ語は正しくてきれいでわかりやすかったりしますけど、現地人とは、最初の頃は彼らが本気で話すスピードに全然ついていけなかったりします。そういう意味で自分はすこしずつ家で鍛えられた気がしてます。今でもわからないときは沢山ありますけど。ドイツ語って難しい。

 

WGのメリット③病気になったときに看病してくれる人がいる

 これは海外だろうが日本だろうが同じことですが、風邪をひいたりしたときに、一人暮らしってのは本当につらいですよね。病院へ行くのに起きるのもやっとだし、ご飯も自分で準備しなきゃいけない。

私もオーストリアに来て何度か風邪をひいたのですが、そもそもこっちでどんな薬を買えばいいかもわからないし、ただでさえも国が違うので、精神的にはけっこう参ってしまう感じがしました。そんなときに、飲み物だったり食事を同居人が気を使って持ってきてくれたり、薬をもらったりできたことは、本当にありがたかったです。

 

 

WGデメリット①気軽に友達を家によべない

 ここからは主なデメリットを。

WGをはじめて、やっぱり友達を家に気軽に呼べなくなりました。もちろん、同居人に話して、「今日私の学校の友達家にきてもいいかな」と聞くと、「もちろんOK!いつでもよんでいいんだよ」とは言われますけど、自分だけの家じゃないのでどうしても気を使ってしまいます。

友達だけじゃなく、恋人がいるならなおのこと。でも考えてみれば、家賃も払っているし、その空間は”自分の家”なんですから、別に臆することなく生活していいんです。

でも、だからといってやりたい放題やっていいわけではないですよね。モノを壊さないようにしなくてはいけないし、友達・恋人を連れてきてもいいけど、同居人のことや時間帯も配慮しなきゃいけない。私は、常に同居人のことを考えてます。

 

WGデメリット②常に”清潔”を心がければいけない

 このタイトルを見ると私が不潔のように思われてしまうかもしれませんが(笑)、例えば夕食を一人で済ませた時、本当はお皿を洗って片づけなきゃいけないけど、たまに体調が悪かったり、どうしても疲れていると翌日に後回しにしたりしたいときもありますよね。でも、WGの場合は、すべて”借りてる物”という意識で、なんでもこまめにそして早めにやってしまったほうがいいです。掃除に関して言うならば、特に水回り。私の場合は、お風呂場や洗面台の排水口は、自分の髪の毛が入らないように、使うたびに毎回気を付けています。

また、自分の部屋も、自分だけの空間だからといって散らかし放題にしておいたり、掃除を全くしないのはよくありません。できるだけ整理整頓し、いつもきれいにしておいたほうが、部屋を借りている自分自身の気持ちがいいのははもちろん、同居人ともトラブルなく生活できるのは確実です。

 

WGデメリット③その家のルールに従わなければならない

 部屋を借りたら、やはりその家のルールに従わないといけません。ルールは特にない、という家もあるかもしれませんが。私の家の場合も、特に厳格なルールはありませんが、家でネコを飼ってまして、自分が出かけるときには、ネコが自分と一緒に家から出て大通りに飛び出さないように気を付けたりしてほしいといわれています(この辺はネコを放し飼いにするのが一般的なようで、ネコはいつも庭や近所の壁沿いにいたりします。でも、大通りは車が多く危ないので、家を出るときはネコが自分についてこないように、とのこと)。あとは、食卓の上にたまにネコがのぼってしまうことがあるんですけど、その場合は怒って下におろさせる。私が今の家に入居した際に聞いたこの家のルールは、これくらいです。でも、ネコも家族の一員ですし、やっぱりそのルールに従わないと仲良くは暮らせませんから。

 

WG生活がうまくいくかどうかは、どんな人と一緒に住むかという要素に左右される側面も大きいです。私はWG生活を営んでいる日本人の中では、家賃も格安な上、同居人とも非常にうまくいっているほうで、そう思うとここの同居人でよかったなあ~とつくづく思います。でも、「同居人とうまくいかなくてWGはこりごり。高くついてもいいから一人暮らしがしたい」なんて言ってる人の話もよく聞きます。

でも日本で暮らしていると、WGはなかなか経験できないですし、もし読者の方がヨーロッパ等に単身で住まわれることがあるなら、住居のシェアはおすすめですよ!