オーストリアに恋して。

日本で会社員を経てオーストリア・ウィーンの大学院生に。将来日本を元気にしたいと思い本気で勉強しています。

オーストリアのドイツ語試験【ÖSD検定試験】って?

こんにちはBABSIです。

 

今日はオーストリアのドイツ語試験、ÖSD試験のあれこれについて書いていきたいと思います。

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この試験を受けるにあたっては、「オーストリアの大学に進学したい」、「ビザ取得のためにこの試験が必須である」*、「ドイツ語のスキルアップをはかりたい」などなど個人により様々でしょう。ちなみに筆者は一つ目の大学進学が目的でした。

*オーストリア人と結婚して配偶者ビザを取得したい場合でも、このÖSD試験の一番下のレベル「A1」取得が必須だそう。大変だな~…

 

 学部や学校によっても異なりますが、オーストリアの大学ではレベル「B2」を取得していることが大学で学ぶための条件となることがほとんどです。

まずは、ÖSD試験がどんなものかについてご紹介します。

 

ÖSD試験はオーストリア政府公認のドイツ語試験

 

ÖSDはÖsterreich(オーストリア) Schweiz(スイス)  Deutschland(ドイツ)のドイツ語圏主要三カ国それぞれの頭文字をとっています。理由は、この三カ国の標準語を意識した試験問題になっているからだそう。試験はコミュニケーションを主体として、ドイツ語能力を国際的に証明するものとなっています。

www.osd.at

↑このÖSDの公式ホームページには試験のスケジュールも掲載されています。私もここから探しました。日本でもÖSDは受けられますが、試験スケジュールは年2回という少なさなので、せっかくオーストリアにいる方ならこっちで受けちゃったほうがいいでしょう。

オーストリア、とくに首都ウィーンでは毎週のペースで、そして市内のどこかしらで試験が開催されています。※ただし申し込みはどこもだいたい3週間くらい前までに済ましておくのが通常。

 

試験形式は【筆記(読解・リスニング・作文)】+【口述】

 この試験の構成は以下の通り。

【筆記試験】

内訳は「読解」(90分)「リスニング」(約30分)「作文」(90分)。

 

口述試験

内訳は以下の通り。

①列車で人と知り合った設定で、与えられたお題に従い話す

②提示された3つの写真から一つを即刻選び、その写真について述べる(その後試験官から質問される)

③簡単なディスカッション

口述試験に入る前に準備時間が15分与えられます。その間に受験者は少し準備をすることができます。ただし、②については準備時間なし。

 

※ちなみに上記内容のレベルはB2。それ以外のレベルは異なる可能性があるので気になる方はご自身でご確認ください。私はB2しか受けたことが無いので…。また試験内容はあくまで2016年現時点のもので、以降変更される可能性もあるのでご承知ください。

 

(私が思う)この試験の特徴

 試験は必ずボールペン使用で、鉛筆は認められません。

日本での試験はだいたい鉛筆使用が多かったので、そういった試験しか経験したことのなかった私には、ボールペンのみ可という状況はめずらしく感じました。こちらでは逆にどの試験もボールペンが当たり前だそうですが。

また、試験はすべて記述式なので、間違えて書いてしまった場合はその部分をボールペンで塗りつぶして余白に正しい答えを書き直します。(そのへんのことも受験する学校でガイダンスがあります)

英語試験TOEICのようなマークシート方式の試験に慣れてしまっている方にとってはこのÖSD試験はやりづらく感じるかもしれません。

でも、ÖSDは作文課題や口述試験が含まれますので、受かったらその分自分のドイツ語能力をしっかり証明してくれるものとなるはずですよ…^^

ÖSDの問題形式に慣れるために、受験希望される方は過去問題を解いて慣れておくのがベストだと思います。

 

 ★ちなみに1回分の模擬試験はÖSDの公式ホームページからダウンロードすることができます。以下クリックし、右下の緑色のバナー”Modellprüfung”です。

www.osd.at

 

B2習得までに必要とされる勉強時間

 B2取得までに目安となる学習時間は700~800時間といわれているそうですが、実際にはもっと時間がかかっている人のほうが多いようです。私は幸運にも渡航して勉強を開始してから約半年すぎで合格しましたが、友達によるとそれはかなり順調に進んだパターンだそうです。確かに、私の周りには5年、10年オーストリアに住んでいてもまだ語学学校に通っている人もいますし、うまく話せない人もけっこういます。

だからあれなんです、話がそれてしまうんですけど、”留学すればペラペラになる”っていう幻想を抱いてはいけないと思うんです。どれくらいのレベルを目指すかにもよりますが、ただ語学学校に通って毎日席に着き、先生から言われたことをやっているだけでは力はつかないと断言できます。決して私は、留学中に怠けるな、と言いたいわけではありませんが、きちんと宿題をこなし、わからない単語は調べて授業にのぞみ、そして現地にいるからには人とかかわる・コミュニケーションを持つ努力をしないと、絶対に伸びません。特に、大学などアカデミックな場所や仕事で語学を使いたい場合は、この学習過程をどうしたかによってその後が変わってくるんじゃないかな。

 

私は来年、B2の上であるC1にチャレンジしたいなとも思うのですが、現在英語をかなり忘れてしまっているため、ドイツ語はいったんB2レベルを確実に固めるような勉強を自分でも続けて、その一方で英語をやりたいな、と。

語学の学習はドイツ語だろうが英語だろうがスペイン語だろうがなんでもそうですが、地道な学習が実を結んでくれると思います。すぐに!というのは難しいですが、同じく語学学習をされる方、ともに頑張りましょう。