オーストリアに恋して。

日本でサラリーマンを経た後オーストリアで大学院生に。オーストリア留学情報・蛇足なことも含め発信するブログ。

オーストリアでの賃貸問題※日本の「礼金」は存在しません。

こんにちは!BABSIです。

ずっと前から、記事にしたい!と思い続けていた表題の件。いよいよ記事にすることができます。

オーストリアに来てからずっと、私を悩ませ続けてきた住居問題。

去年、今住んでいる家に引っ越す前に起こった南欧夫婦たちとのバトルについては記事にしましたが、実はその前に住んでいた家でもトラブルがありました。

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トラブルの内容は簡単に言うと、「本来払わなくてもよいはずだったお金を払ってしまった」です。それが私のケースではProvisionと呼ばれるお金です。

さかのぼること既にかなり前の出来事であり、そして事情を細かく書くととんでもなく長くなってしまうので要点だけにしたいと思います。アパートの契約をするときにだいたい払うことが多いのがKaution。これはいわゆる敷金に相当し、デポジットなので、アパートで特に問題ない状態で過ごせば退去時に戻ってくるものですね。Kautionが無いっていうアパートもたまーに聞きますが、Kautionがある家の方が、家をかす側もかりる側も理にかなっていると私は思います。

そして私が支払ったProvision。これは、賃貸契約をする際に払う手数料のことで、大家に対してではなく不動産屋に支払います。Provisionは不動産の資格を有した人が請求できるものだそう。(私は、不動産屋を介していません)日本の礼金とは、賃借人が賃貸人に対して払いますのでProvisionと同義ではなく、また日本でいうこの礼金とは、オーストリア国内においては無いそうです

 

私は、「Provisionが日本の礼金にあたるものなので、契約時に必要だ」と言われ支払ったのですが、どうやらこの徴収が違法だと知ったのは私が退去して数か月たった後でした。さらに私はデポジットにあたるKautionについても腑に落ちない理由で全額手元に戻りませんでした。加えて、このKautionの一部支払いについては退去の数か月度にやっと応じてもらえたのですが、本来Kautionは退去後に問題がなければ直ちに賃借人に返却されるべきだそうですよ。賃貸法にきちんと規定されていることだそう。

ちなみに、退去して数か月後に、住居内のとある装置の調子がおかしくなったからと数百ユーロの支払いを要求されたりもしました。退去して数か月経過しているにもかかわらず、です。

 

もう2年近くこの問題に悩まされてきました。が、このブログで既に登場している私のドイツ人の同居人の力強い助けがあり、結果、全額返済の方向へ動きました。彼女には感謝なんて言葉では足りないほど…実の家族のように大切な人です。

一度はあきらめていたのですが、やっぱりもう一度この問題にきちんと向き合って戦おうと思ったのは、仮に私のお金がこのまま返ってこなかったとしても、きちんと行動しておくことで、今後の犯罪の抑止力になればいいなと思ったから。微々たるものでしかないかもしれませんけどね。残念ながらここオーストリアに悪質な大家がいるというのは(しかも日本人)本当に頻繁に聞きます。そして今後もオーストリアに夢をもってやってくる日本の若者の気持ちをつぶさないでほしいという気持ちが私の心の底にありました。

だから、怖かったり、不安な気持ちもたくさんありましたが、いつかこの問題が解決の方向に向かった時に、絶対ブログに書こうと決めていました。

これまで直接メッセージやコメント欄でも、何名か「私も家のトラブルがあった」と書いてくださった通りで、残念ながらこういうトラブルは本当に多いのが現状です。小さなトラブルにおいてはおそらくもっと頻繁で、例えば、家の中に備え付けの物が壊れているのに、大家がなおしてくれない、とか(契約上はなおすべきだと定めてるのに腰が重たい)。これももちろんダメです。(実は私の今のアパートに関しても、大家はちょっとその気があるので、今動いているところなんです。)

さらに、私の友人では、部屋の契約の際に、賃貸契約書が無いという人がいました。私は、Provisionの支払いに関しては特に大家がこれに関する書類を作成しませんでしたが、当時日本から送金する際に、金融機関で書いた書類が残っており、つまり私がすべて捨てずに保管してたことが幸いでした。もし、あなたの大家さんが何も紙に残してくれないのなら、ひるむことなく紙に書けといってください。それでしぶるようなら、さっさと退去すべきです。

 

何もわからない外国で住む場所を探すというのは大変なことです。ここ2年間ですでに3回引っ越した私の経験上、少しでもおかしいと感じることがあったら、すかさず周りの人に相談することを強くおすすめします。