オーストリアに恋して。

日本でサラリーマンを経た後オーストリアで大学院生に。オーストリア留学情報・蛇足なことも含め発信するブログ。

外国語で試験を受ける際に私が心がけること

お久しぶりです、BABSIです。

最近わたくしは、やっと自分一人の時間を少し確保できるようになり、そこでブログを久々に書いております。ご覧いただいていた皆様、いかがお過ごしでしょうか?

ブログのアクセス数がいくらか一定数を保っておりまして、ご覧いただいている皆様いつもありがとうございます。自分がウィーンで大学院留学した経験から、ブログにはどんな記事を書けば皆様の役に立つか?何が有意義か?など、更新頻度は頻繁でなくとも、実は日々考えてはいるのです。

そこで思いついたのが、表題についてです。以前もどこかで書きましたが、私の学業の進行状況はといいますと、残るは修士論文(+ディフェンス)でございます。修士論文を書くには、それ以外のモジュールのセミナーや試験にすべて合格する必要があるのです。したがって、私は全部の試験等にすでに合格しているということになりますね。

セミナーに対する成績評価は、授業内でのパフォーマンスや最終課題の小論文などの質によって評価されることが基本的に多いです。また、そうした論文は家や図書館などで下調べをしたりできますし、仕上げるまでに時間的にも余裕があります。私のように、日本人が独語および英語で何かの課題を記述する際も、これは辞書などを駆使すればいくらかちゃんとしたものを仕上げることができます。(それにもかかわらず、独語レポートで一度やり直しをさせられた私の能力を思うと、本当にヤバかったのでしょう、と、今だからこそ笑い返すことができます。笑笑)

一方で、時間制限のある中で論理的な記述をしなければならない試験は、私個人としては難易度が高かったと思います。私のいる学科は、Seminar形式の場合はレポートによる成績評価、Vorlesungの場合は試験が行われ成績評価されます。私は、後者の一発勝負スタイルな成績評価がフェアで好きです。しかし、外国語でやらなければならないという点で一気に難易度が上がる気がするので、一回の試験のたびに、すごく念入りに準備をしていました。

さらに、一応、修論以外の単位がすべて取得できましたので、この点では、私個人の意見を含むものとなりますが、上述したように難易度高の外国語で記述する試験をどう乗り越えるか?というテーマにはいくらかポイントを説明できる気がしております。あくまで私がこれまで意識してきたことになりますが、もし私と同じような境遇の方がこれを読まれていたら、ぜひ参考にしていただけるのではないかと思います。

 

試験までに準備すること

①授業で使用されたマテリアルを徹底的におさらいする

Vorlesungではたいてい先生がパワーポイントを使ったりハンドアウトを配るなどして、何らかの資料が与えられます。テスト対策の基本中の基本ですが、その内容を徹底的にさらいます。わからない単語などはもちろん辞書で調べて、すべて書き出します。

ただそうするとかなりの労力がかかるので、私は一回ですべて覚えるようにするのではなく、三周くらい見直す中で全体が理解できればいいかなと思って取り組むことが多かったです。三周でもちょっと危ういかなと思ったときは四周、五周します。多いと7周くらいしたと思います。

 

②覚えたことを記述する練習をする

①が終わったら、具体的に文章を作る練習をします。私は、出題される内容をなんとなく想定したうえで、覚えた内容を活用して一度文章を書くということをよくやっていました。もしまわりにネイティブ話者がいれば、その文章を一度見てもらうのも良いと思います。私はそこまではしてませんでしたが、暗記するだけではなく一度文章に起こしてみるというのは、内容を自分がどれくらい学習できているかという点を再確認できるチャンスにもなります。理解の程度がとてもクリアになるので、その点でもこのプロセスは試験前にやってみるといいと思いますね。

(あとは他のSeminarなどで課題をその外国語で書くのも、実際に試験への実力につながるいい練習だと個人的には思っています。なので、私の場合、積極的にSeminarの最終課題を独語で書きました。英語で受け付けてくださる先生が勿論多いですが、独語で取り組んだのは後々本当にためになりました。というか実質は英語で書いたものもいくつかありましたが。多分、大学を卒業したら独語でコアな内容を書く機会も減る気がしましたし。)

また、どのような形式で試験が出題されるかにもよると思うのですが、私が大学院で受けた試験は基本的にすべて記述式、および記述式の大問にその他、単純にチョイスするのみの選択問題を見たこともありますがもちろん記述部分の比重が高いものです。しかも、記述用紙がただのまっさらなA4コピー用紙だったことが何度もありました。なので、ある程度文が書けないと恥ずかしくて試験官にも提出すらできない!と思ったことが、多少勉強のモチベーションにはなりましたね。なるべく白紙の部分が無いようにしなくては!といつも焦りました。

 

書き出してみると①も②も当たり前のような話なのかもしれないのですが、私は今年までだいたいこのプロセスを経て試験対策としてきました。また、実際に試験で書く際のポイントとしましては、抽象的な単語を使わずに、実際に授業で出てきた固有名詞をしっかり覚えて書くようにすることです。

例えば。一番最近に私が合格した試験の内容(ジェンダー史)からちょっと具体例を出したいのですが、

オーストリアフェミニスト、Adelheid Poppは1902年にVerein sozialdemokratischer Frauen und Mädchenを設立した一人である」という内容を、「20世紀初頭にある女性がフェミニストとしてVereinを作った」と書いてしまうと、ちょっとぼやっとしますよね。なので、前者のように、具体的な年代、人物名、組織名を書いたほうが、少なくとも勉強して試験にのぞんでいるというのが、採点者にはずっと伝わりやすいはずです。また、条約や法律について学んだ場合も同様です。●●という名前の法律の第何条目、といったところまで暗記する努力をします。覚えるのは大変ですがそこまですると、のちに学んだことが概要として眺めやすいという利点もあったりしますので、決して無駄にはなりません、きちんと活きています。

 

こんな感じで、みっちり内容をやりきれば試験にはきっと合格できるんじゃないかなと思います。